今回は物性の1つである 「密度」 Density について取り上げます。単位体積当たりの質量となりますね。単位としては SI単位系では [kg/m3] となりますが慣用的には例えば [g/cc] なども使われますね。密度に類するものとして、単位体積当たりの重量 Specific Weight が有りますが、これは単位体積に働く 重力による力 となります。SI単位系では [N/m3] となります。そして、比体積 Specific Volume ってのも有って、これは単位質量当たりの体積で 密度の逆数となります。そしてそして、比重 Specific Gravity ってのも有って 101.325 kPa 、3.98 ℃ における水の密度 ρw に対する流体の密度 ρ との比となります。と、この辺りを整理するとこんな感じでしょうか。 この密度ですが、これまでにこのブログで取り上げた物性である 「比熱」、「粘度」、「熱伝導率」 と同じくらいに重要ですよね。例えば、プラントル数には密度は含まれませんけど、レイノルズ数 Reynolds Number には 密度は含まれます。レイノルズ数以外にも 例えば グラスホフ数 Grashof Number にも含まれますけど、考えてみると慣性力が関係する無次元数には大抵 密度が含まれているかなと。なので、流体工学や伝熱工学における現象を取り扱う場合、密度値がどれくらいなのかを知る事は必須となりますね。 実務においても密度値ってのは重要でしたね。勿論、レイノルズ数とかグラスホフ数の算出にも用いますけど、もっと地味な面においても。例えば、ベッセルとかタンクに ある重量の液を装入した場合、その液面はどこに有るのか? を知るには 密度値が必要となりますね。逆に、反応器の液面位置がこれくらいであれば、内容液の重量はどれくらいなのか? を求めるには、やはり密度値が必要となります。 とまあ、そんな感じで重要な物性である密度ですが、いろいろな物質の密度について見てみようかなと。
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