今回は細長い円筒が軸周りにグルグル回転する ロータリーキルン Rotary Kiln について取り上げてみます。粉粒体関連機器となりますが、セメントなどの焼成用途や粉体の乾燥用途として幅広く使われています。粉モノと言えば粉体工学用語辞典ですが以下のように記載されています、ちょいと長いですけども。ロータリーキルンと言えば、「セメント」 と言うイメージが強いですね。実際、どか~んとデカいセメント用キルンを見た事も有ります。なんですが、熱分解反応とか乾燥用途にも使えますね。樹脂製品向けのパイロットスケールのキルンってのも見た事が有りますね。 ロータリーキルン Rotary Kiln 回転円筒型反応器の一種で,耐火物を内張りした円筒をやや傾斜させて回転し,原料粉体を 投入して火炎を插入して加熱を行う。主として,セメント,石灰,アルミナなど無機粉体の製造などに広く使われている。連続操作が容易で,若干の溶着性のある粒子でも使用できる反面,円筒内に無駄な空間が多いため,容積当たりの処理量が少なく熱損失が大きい。 回転円筒型反応器 Rotary Drum Reactor ほぼ水平に設置した回転している円筒内に粉体を挿入し,円筒の回転運動によって粉体を転動させて均一に混合しながら,固気・固液または固固反応を行う装置。円筒は一般に 2 ~ 5 % 程度の勾配で傾斜させ,粉体を傾斜の上方から供給すると円筒の回転により壁面上部に持ち上げられ,安息角付近で滑り落ち,傾斜の下側の排出口に徐々に至る。特に高温での燃焼・焼成反応,熱分解反応,焼結や乾燥を行うロータリーキルン(rotary kiln)は,多分野で広く使用されている。この反応器は,流体を流通しながら加圧・減圧が必要な反応では回転部のシールに特別な技術・注意が必要である。回転円筒内での粒子の運動はかき上げ板の有無により異なり,粒子と内壁との伝熱係数も変化する。 装置形状としては細長い円筒形なので、入口から装入された粉粒体がプラグフロー的な感じで処理されて出口からドサッっと出てくる事になります。なので、プラグフロー性が必要とされる反応とかには向いていますし、しっかりと乾燥させたいって場合にも向いているかなと思います。で、前述のとおり回転円筒は小さい角度で傾けてありますんで、少しづつですが粉粒体は ズリ落ち...
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